Day 19   ベルゲン

7:00頃起きる。5.5時間くらいしか眠ってないが、まあ大丈夫でしょう。今日は10:00発のフィヨルド観光ツアーに参加することにしたので、早めにインフォメーションに行ってチケットを買わねばならない。朝食をとりにダイニングルームへ行くと、ユースの本に書いてある通り、眺めが素晴らしい。

ここの朝食はバイキング形式で、もちろん無料。まともな朝食は久々なのでうれしい。コーンフレーク、パン、ハム等を思いっきり腹に詰めこむが少々食いすぎた。8:00頃バスに乗って中心街に向かい、インフォメーションでチケットを購入するが、250クローナのところ、ユーレイルパス+国際学生証で190クローナで買えた。ラッキー。

せっかくベルゲンまで来たのだからフィヨルドをしっかりと見とかんといかんと思い、190クローナもの大金(オレにとっては)をつぎ込む決意をした。所要時間は約4時間である。出発の10:00まで1時間ほどあるので、近くにある日本語OKの免税店へひやかしにでも行く。ノルウェーの人に「コレガオススメデスヨ」と日本語で言われるのは、なんか変な気分だ。んな感じで時間をつぶし、ツアー開始。

今日も最高の天気で、ホント、運がいい。というのも、このベルゲンという街は雨の日が多いことで有名で、こんな快晴の日は稀なのだ。昨日の夜レセプションのおじさんが教えてくれたのだが、ベルゲンは5つ(7つ?)の山に囲まれていて、そのせいで上空の気流が「compressed」されているので、晴れなら晴れ、雨なら雨の日が、それぞれ当分の間続くらしい。

船の甲板からのベルゲン市街の景色、途中で見えてくる島々の景色を楽しむ。1.5時間くらい進んだところで、険しい崖や狭い海路などの、このツアーの目玉となる場所に到達。思わず写真を撮りまくってしまう。この船上だけで、20枚くらい撮ってしまった。

フィヨルド観光といってもこのベルゲンの湾そのものがフィヨルドだし、ナルビクでも見たのだが、このように眼前できりたった崖や島を見るのは迫力満点だ。しかし、そのような場所は30分程で終わってしまい、残りの1.5時間は帰るだけなのでなんか物足りない。寒くなってきたので船内に行って座るが、たまたま居合わせた日本人夫婦とちょっと会話する。車でオスロ〜ベルゲンを旅してきたそうだが、「このフィヨルドツアーはどうでしたか?」と聞いてみると、「あのようなものだったら日本の松島とかでも見られるし、時間の大半が移動だし、イマイチだ」と言われたが、妙に説得力がありなんか悲しい。

14:00すぎにツアーが終了し、フィッシュマーケットをしばらくブラブラする。近くで売っていた、パンにサーモンやエビをはさんだようなものを買って昼食とするが、これはなかなかおいしかった。その後、海岸線に沿ってしばらく歩いていき、山の方へ少し上っていく。途中、地元の人たちが昼寝や日光浴を楽しんでいる芝生のきれいな場所で休むが、ここからもベルゲンの港、市街が見渡せてしまう。駅から15分くらい歩いたくらいで、街が見渡せてしまうところはあまりないだろう。1時間ほど、日記を見ながら今までの旅行を回想したりしてのんびりする。

17:00頃いったんバスでユースに戻り、スーパーで明日の朝食用の牛乳とバナナ、そして登山用のコーラを買う。今日もウルリケン山に登るつもりなのだ。昨日は超バテバテで死にそうになりながら頂上にたどりつくという有様だったので、くやしいので再チャレンジだ。また、昨日は山頂から見えた、更に先の地点までは行かなかったので今日はそこまで行くつもりである。先に夕食を済ませてしまい、21:00頃から登りはじめ、頂上で夕日を見るという計画である。昨日の残りのスパゲッティを作りにキッチンへ行くと、2人の女の子がいたのだが、この2人がドナとアンドレアにそっくり!!(ビバリーヒルズを見てない方、スミマセン(^^;)話しかけてみると、イタリアはジェノアから友達7人で来ているそうだ。今回の旅はなにかとイタリアに縁があるような気がする。

コンロでお湯を沸かそうとするが、ちっとも熱くならない。昨日はできたのにおかしいなーと思いつつ、隣で料理していた青年たちにたずねると、カウンターで専用のコインを買って、それを背後の壁のところにある収納箱に入れないと、コンロのスイッチが入らないとのこと。今まで気がつかなかったが、確かにあった。

コンロくらい無料で使わせてくれてもいいのに・・・と1人でブツブツ言いながらレセプションへ行き、コインを買ってキッチンの箱に入れるが、それでもなぜか熱くならない。今度はなんと、3つのコンロの並び方と、コイン収納箱の並び方が逆になっていて、オレは3番のコンロ用の箱にコインを入れたつもりだったのだが、実は1番のコンロ用の箱だったのだ。ちなみに1番のコンロは例の2人の女の子が使っていたのだが、彼女らもコインを買わなければならないことを知らないみたいで、コンロが熱くなってきたのでそのまま使っている。なんか、いろいろ料理をしていて忙しそうなので、またレセプションへ行きコインを買って、今度はちゃんと3番用の箱に入れる。さっきたずねたロンドンからの青年たちは、「だからオレらは2番にしたんだよ」と笑ってた。確かにその通りだ。

んで、やっとスパゲッティが完成し、1人で食べていると、7人全員そろって食べていたイタリアの人達が、「こっちに来ていっしょに食べないか?」と誘ってくれた。ストックホルムでもそうだったが、イタリアの人は陽気で親切だ。彼らはジェノアの人たちなので、名前を「カズ」と言うとすぐに「ミウラ、カズ!!」と返ってきた。ここでゆでたエビとパスタを腹いっぱいごちそうになってしまった。しばらく日本やイタリアのことなどを適当に話したが、「のちにミラノに行くつもりだ」と言ったら、みんなで声をそろえて「Don't go to Mirano!!」と言われてしまった。フィレンツェやベニス、ローマの方がずっといいと言う。もちろんジェノアも。そこまで言われたら、もう変えるしかないな、と思ってしまった。

お礼を言ってお別れして準備をし、再びウルリケン山へ。昨日は下から上まで約1時間かかったのだが、今日は40分ほどで到達した。夕暮れのベルゲンをしっかりとカメラにおさめ、昨日いけなかった、もう1つの山頂を目指す。20分ほどで着くことができたが、ベルゲン市街と反対方向には更に山々が連なっていて、特に素晴らしい眺めはなかった。そこでしばらく休み、夕日を目にやきつけて、下山。

ユースに大分近づいたところで、ジョギングをしていたノルウェー人に話しかけられたのだが、何と言っているのかわからなかったので「Pardon me?」と聞くと、「日本人の方ですか?」と日本語でたずねていたのである。彼はベルゲンの人なのだが、広島の大学で日本語を専攻していて、すでに修士号はもっているそうだ。今は休みなので実家に来ているらしい。

下山しながら日本語で会話をするが、彼がジョギングをしているので、なんとなく合わせていたらいつのまにか自分もジョギングをしてしまっていた。日本人とノルウェー人が、ジョギングをしながら日本語で会話をするという構図は、なんかおもしろい。

彼と別れ、宿に戻っていつも通りシャワーと洗濯を済ませ、消灯時間を過ぎているので昨日と同じくラウンジで日記を書く。しばらくして反対側のソファに、見た感じ韓国人らしき若い女性2人が来たのでしばらくしてから「韓国の方ですか?」と聞くと「No!!」んで「それでは中国の方ですか?」で再び「No!!」なのでちょっとあせる。すると「We are from Hong Kong!!」と答えてくれた。日本にも来たことがあるそうで、旅の話をしばらくする。彼女たちが部屋へ戻った後がんばって日記を書き続け、AM2:30頃寝る。


Top     Back     Next     Home